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彼方 希來三ツ蜂 蜜華などの協力により、ピピは真犯人は別にいることを打ち明ける

そして、より多くの人間を、仲間を、友人を救うため、脱出計画を遂行する

体育館に全員を集め、​ピピは自分の気持ちを打ち明ける

彼女の本当の名前は「日和

真犯人に騙され、今まで利用されてきた

「ねえ、もういいでしょ、見てたから知ってるでしょ

もうここでは、みんなが思うようなこと起きないよ

もう諦めてよ……これ以上、私のお友達を傷つけないで!!」

日和の声で、三人の人物が動く

それはクラス担任をしていた小鳥遊 知尋、知尋のクラスにいた文野 太朗、そして死んだはずの朝日 玲子だった

彼らの正体は、頻発する大規模拉致監禁事件の主犯

首謀者の小鳥遊 知尋、サポートをする鈴木 太朗、そしてその姉である指名手配中の鈴木 華だった

彼らは自分たちの娯楽として人間を拉致監禁し、狼狽え疑心暗鬼しあう様を見て楽しんでいた

「人というのは、醜い生き物だ

表面上はいい顔をしている2人が、裏ではお互いの悪口を言い合っていたり、その2人に挟まれて苦しんだり

誰かに気に入られるために腰を低くしたり、その誰かの態度ひとつでひどく怯えたり

周囲に遠慮をして好きでもないのに好きと言ったり、逆に遠慮なく不満や愚痴を撒き散らして不快感を与えたり

 

俺はね、そういう人間の醜い行いを見るのがこの上なく好きなんだよ」

しかし、日和はそんな彼らのあり方を否定する

「……私、こんなこといけないっておもう

人を傷つけちゃだめだよ、可哀想だよ……」

この拉致監禁生活の中で、正しい道を示すのも友だちの役目だと教えられた日和

彼らに思いを伝える

その思いが届いたのか、彼らは全員を解放した

「俺たちは三人で話すことがある」

「……そうやって仲間はずれにするのね」

「君には、もう君の仲間がいるだろう」

そう言う彼の顔はどこか柔らかかった

行け、そう言われた日和は拉致監禁された全員をつれて学校をあとにする

長い長い道のりを経て、彼らはようやく元の生活へと戻ってきた

この拉致監禁で、傷ついた者、成長したもの、何かを得たもの、失った者……様々な人間がいるだろう

しかしこれは短い青春

ひと夏の夢のようなもの

徐々に記憶から薄れ、そして忘れられることだろう

それでもどうか……頭の片隅に、あの場所での思い出と、彼女の笑顔がありますように

生還

・天寺 十嘉雨

・残夢 瑠璃

・春宮 一樹

・柊 朱雨

・弥吉乃原 一李

・彼方 希来

・檻宮 棺

・神楽 息吹

・小林 夏祈

・三ッ蜂 蜜華

・月見里 七瑠輝

・永 日和

9月21日 以上12名脱出

達成条件

ピピと和解する

小鳥遊 知尋と和解する

鈴木 太朗と和解する

 

未達成条件

鈴木 華と和解する

拉致監禁されたけど舞台が学校だから青春するしかないッ!

Happy end

 

……?

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